現代のポイントガード
突然ですが、皆さんの思い浮かべるポイントガード像とはどのようなものでしょうか?
歴代でもトップのポイントガードといえば
マジック・ジョンソンやジョン・ストックトン、
あるいはジェイソン・キッドやスティーブ・ナッシュを
思い浮かべる方も多いかと思います。
これらのプレイヤーたちのイメージとして共通なのが、
自身の得点よりもチームメイトへのアシスト、プレイメイクの方が
印象深いという点。
現にマジックは
得点は一人の選手をハッピーにし、アシストは二人の選手をハッピーにする。
と言う名言を残しており、
ポイントガードがアシストを出し、スコアラーが得点する
というのが古き良きポイントガード像であることは
誰もが認めるところと思います。
Liat Top 5 Showtime plays dari MAGIC JOHNSON! pic.twitter.com/F2YuOLon4u
— NBA Indonesia (@NBA_Indonesia) August 16, 2017
しかし、2010年代にステフィン・カリーが登場してからは
そのイメージが一変します。
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/01/ステフィン・カリー.jpg)
ポイントガードでありながら天才的なシュートセンスを持ち、
自らの得点とチームメイトへのアシストを両立するカリーは、
NBAというリーグをガード全盛の時代へと牽引していきました。
8x #NBAAllStar
— Golden State Warriors (@warriors) February 20, 2022
8x #NBAAllStar starter
Stephen Curry plays basketball tonight 🙌 pic.twitter.com/ZuGNH0a6no
この現在まで続くガード全盛期では、
デイミアン・リラードやカイリー・アービング、ジェームズ・ハーデンといった、
いわゆるスコアリングガードがチームの中心となることが多くなっています。
そしてこのガード全盛期にまた1人、最高峰のスコアリングガードが
スーパースターの座を射止めようとしています。
現役最高峰のPG、トレイ・ヤング
そのプレイヤーというのが、現在キャリア4年目のトレイ・ヤング。
ヤングは2018年ドラフトで
アトランタ・ホークスから全体5位指名を受けNBA入り。
入団から常にファンを驚かせてきたエンターテイナーです。
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/トレイ・ヤング2.jpg)
・身長:185cm
・体重:74kg
・ドラフト:1巡目5位(2018年)
・キャリア:4年目
・ポジション:ポイントガード
・2021-22 平均スタッツ
彼の特徴と言えば、ドリブルから超クイックリリースで放たれる
いわゆるプルアップの3ポイントシュート。
Trae Young dropped a career-high 36 PTS & knocked down 8 threes tonight. 🔥 pic.twitter.com/n2ZTqA5auY
— NBA on TNT (@NBAonTNT) February 26, 2019
ディフェンスを手玉にとって翻弄する
そのドリブルスキルとシュートには、多くのNBAファンが
「カリーの後継者が現れた!」
と興奮していたことを覚えています。
(こちらもおすすめ!→トレイ・ヤングがオールスターのスターターに選出!)
そんなヤングの同期は、その年に新人王を獲得し
ネクスト・レブロンとも評されるルカ・ドンチッチ。
同い年で同じポイントガードを担うドンチッチとヤングは
事あるごとに比較され、どちらがより優秀なプレイヤーであるか
という議論がなされています。
結論としてはドンチッチが優勢と言わざるを得ないですが、
現状ヤングの方が優れている点も多々あります。
その一つが、NBAでかなり重要視される
ポストシーズンの成績です。
2020-21シーズンのプレイオフ
昨シーズン、3年目を迎えていたヤングは
レギュラーシーズンを5位という好成績で終え、
初めてのプレイオフへ進出。
2年目はイースト14位という弱小チームをプレイオフへ導いた
若き司令塔は、下位シードでありながら
上位チームへの下剋上を次々と果たしていきます。
第4シード ニューヨーク・ニックス戦
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/ニックス ロゴ.jpg)
記念すべき1回戦は、同じくこの年のサプライズチームとなった
ジュリアス・ランドル率いるニックス。
レギュラーシーズンの直接対決の戦績でニックスが
上位にいるものの、勝率は全く一緒のチーム同士ということで
戦前の予想は混迷としていました。
しかし蓋を開けてみれば、ヤングの
平均29.2得点、9.8アシストの活躍により
4勝1敗でホークスが圧勝。
危なげなくカンファレンス・セミファイナルへと駒を進めます。
トレイ・ヤング。
— CARTER_AF1 (@carter_AF1) June 3, 2021
先日侮辱的なチャントを浴びたMSGで36PTS、一回戦突破。
最後もよかった。
残り1分を切りニックスを称えようと立ち上がるNYKファンの前でスリーを沈め、このお辞儀でまたブーイング。
レジー・ミラーを彷彿とさせる、完璧な敵役ぶりでした。@SportsCenterpic.twitter.com/yVFoGMljK2
アウェイで相手チームのファンを煽りまくるヤングは
クールなヒール役としてNBAファンの記憶に鮮明に残り、
鮮烈なプレイオフデビューを果たしました。
【トレイ・ヤング 1回戦平均スタッツ】
・得点:29.2点
・リバウンド:2.8本
・アシスト:9.8本
第1シード フィラデルフィア・76ers戦
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/76ers-ロゴ.jpg)
カンファレンス・セミファイナルの相手は、
ジョエル・エンビードの大覚醒により
レギュラーシーズンを1位で通過した76ers。
1回戦を完勝し勢いに乗るホークスでしたが、
この年MVP投票で2位となったエンビードが相手では
さすがに厳しいだろうというのが大方の予想でした。
しかし、その予想を覆したホークス。
初戦は前半だけで20点差を付け、そのまま逃げ切り勝利。
1Qから12点とエンジン全開のヤング!
— Player!バスケ担当者🏀 (@Playerapp_bsk) June 6, 2021
アウェイだとヒールとしてものすごーく生き生きして見える!
でも76ersがこのまま気持ち良くプレーさせるとは思えないが、、、#TrueToAtlanta #HereTheyCome
pic.twitter.com/Gzrwd65HGp
その後76ersも地力を見せつけホークスが2連敗を喫しますが、
ホームゲームで勢いを取り戻し3勝3敗のシリーズタイへ。
決着は第7戦へと持ち越されます。
ホークス勝利で王手!!
— Player!バスケ担当者🏀 (@Playerapp_bsk) June 17, 2021
イースト1位76ersに下剋上なるか?!?!
ヤング39点と大暴れ!
多くの選手が怪我を負いながらもチームのためにプレーする姿に涙が出てきます、、、
pic.twitter.com/AEFEydwWKc
最終戦でもエンビードのポストプレイでイニシアチブを取りたい76ersですが、
ディフェンスで相手を上回ったホークス。
終わってみればエンビードに8個のターンオーバーを犯させ、
76ersに思い通りのオフェンスをさせなかった
ホークスが見事にアップセットを果たしました。
🇺🇸NBAハイライト🏀
— パワーハウス横浜 (@powerhouse045) June 21, 2021
トレイヤングが21得点10アシストのダブルダブルを記録❗️
自身初となるカンファレンスファイナルの舞台へ👍
via @NBA
pic.twitter.com/US4G8yGnJB
初のプレイオフで
カンファレンス・ファイナルへと勝ち進んだヤング。
同期のドンチッチは1回戦で早々に敗れていたこともあり、
NBAファンたちはホークスの若き司令塔が快挙を成し遂げるかもしれない、
と沸き立ち始めます。
76ersとのゲーム7終了後、父親のレイ・ヤングにユニフォームを渡すトレイ・ヤング。
— たける@NBA情報毎日発信! (@dime_time_life) June 21, 2021
このユニフォームとホークスの勝利は、最高の父の日のプレゼントとなっただろう。#NBA #NBAPlayoffs
pic.twitter.com/C9NLJYJEIH
【トレイ・ヤング CSF平均スタッツ】
・得点:29.0点
・リバウンド:2.6本
・アシスト:10.9本
第3シード ミルウォーキー・バックス戦
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/バックス ロゴ.jpg)
カンファレンス・ファイナルの相手は
理不尽モンスター、ヤニス・アデトクンボ率いる
ミルウォーキー・バックス。
バックスももちろん格上の相手ですが、
この頃にはホークスにアップセットを期待するファンたち。
76ersを破った勢いそのままに、
相手の本拠地ファイサーブ・フォーラムへと乗り込んだホークスは
初戦、ヤングが48点、11アシストと大爆発し、
バックスに勝利。
ヤングがバックボードに当ててアリウープパス。強烈に叩き込むコリンズ
— NBA.BL (@nba_bl_30) June 24, 2021
初のカンファレンスファイナル。しかもアウェイの敵地でこれができちゃう強心臓たち#TrueToAtlanta pic.twitter.com/eFF20ChK1e
ホークスのファイナル進出に光が差し始めます。
トレイ・ヤング
— nba room (@nba_room_a) June 24, 2021
⏬
ジョン・コリンズ
オールスターゲームではなくカンファレンスファイナルです🤯#NBA #NBAPlayoffs #BelieveAtlanta #FearTheDeer
pic.twitter.com/1EmMpzcxl1
しかし2戦目以降、バックスの強みであるタレント力が火を噴き
的を絞らせないオフェンス展開と強固なディフェンス力に
ホークスは押さえつけられ、
終わってみれば2勝4敗でシリーズ敗退。
快進撃を見せた2021年のアトランタ・ホークスは、
カンファレンス・ファイナルで姿を消すことになります。
Trae Young – ECF Game 2 Preview vs Bucks #BelieveAtlanta pic.twitter.com/iO1ncvuZLr
— NO MORE LIES (@generdtional) June 25, 2021
【トレイ・ヤング CF平均スタッツ】
・得点:28.0点
・リバウンド:3.3本
・アシスト:6.8本
イースト制覇まであと一歩だったヤング
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/トレイ・ヤング8.jpg)
トレイ・ヤング擁するアトランタ・ホークスは
カンファレンス・ファイナルで敗退してしまいましたが、
正直この時のホークスはかなり強かったです。
ホークスを破ったバックスは
結果的に優勝を果たしますが、
優勝チームにスウィープ(4連敗)を許さない時点で
その強さが勢いだけのフェイクではない
ことは証明されていると思います。
世代No1プレイヤーであるドンチッチも
同年プレイオフの1回戦でとんでもないパフォーマンスを残しているものの、
シリーズ勝ち抜けは出来ていません。
キャリアを通じても。
現状、どちらが勝者なのか?という問いには
トレイ・ヤングと答える必要があるのではないでしょうか?
【トレイ・ヤング プレイオフ平均スタッツ】
・得点:28.8点
・リバウンド:2.8本
・アシスト:9.5本
プレイヤーとしてのスキル
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/トレイ・ヤング4-1024x1024.jpg)
現時点での実績は上述の通りですが、
現代型ポイントガードとして
どのようなスキルを持つプレイヤーなのか、
何が優れているのか、という点を深堀りしていきます。
パススキル
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/トレイ・ヤング5.jpg)
ポイントガードとして最も重要視されるパススキルについてですが、
彼はNBA入り当初からエリートクラスのスキルを持っていました。
1年目にリーグ4位の平均8.1アシストを記録すると、
2年目以降は平均9本以上を記録し、
常にアシスト王レースでトップ3以上に位置する、
歴代でもトップクラスのアシストメーカーとなっています。
Trae Young hits Bruno Fernando with an amazing assist for your Heads Up Play of the Day! pic.twitter.com/RZOAdMCEUg
— NBA TV (@NBATV) November 6, 2019
更に4年目現在、ヤングはキャリア平均アシスト数で9.0本を記録しており、
試合数が規定に達していないものの
これは歴代7位に相当する本数で、
ジェイソン・キッドやスティーブ・ナッシュをも
超える数字となっています。
トレイ・ヤングのアシスト🏀
— 神田 まさゆき (@masa_basket_14) March 15, 2020
フィニッシュまで持っていけなくても、ドリブルスルーでディフェンスを引きつけてあとはシンプルなアシスト。
無理に最後までもっていかなくても意外と簡単なシュートセレクトが出来る場合もある。👍
pic.twitter.com/w3V9EqTCl0
歴代ランキングに名前が乗るのに必要な資格である
キャリア400試合出場を達成した際には、
歴代平均アシストランキング10位以内に
ランクすることは間違いないでしょう。
🔮GIVEAWAY🔮
— NFT AIO (@NFTAIO) July 26, 2021
Prize:
🏀| 1x Trae Young Assist /18K
How to win:
– Follow @NFTAIO👥
– Retweet & Like this tweet!🔀💜
– Comment why you would like this moment in your collection!⬇️ pic.twitter.com/lbuALjeDqZ
Last night Trae Young became the youngest player to record 18+ assists in a playoff game.
— Everything Georgia (@GAFollowers) June 15, 2021
NONE were more impressive than this dime in money time! #BelieveAtlanta pic.twitter.com/kERVGfNegl
ドライブ&フィニッシュスキル
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/トレイ・ヤング3-1.jpg)
ヤングは今シーズン、平均得点でも27.8点で6位にランクインしています。
見る限りでも切れ味鋭いドライブにフローター、
そして相手のブロックをかわすレイアップなど、
小柄なプレイヤーに必須なスキルをハイレベルで
使いこなしていることが伺えます。
Trae Young on the break and finishes with a tough drive 🥶pic.twitter.com/l7SsRO8cl3
— Hawks Nation (@HawksNationCP) December 4, 2021
Trae Young noontime drive. pic.twitter.com/fP0irsEurf
— Bally Sports: Hawks (@HawksOnBally) March 16, 2019
Trae Young silencing MSG with a TOUGH drive and game-winning floater… pic.twitter.com/urPv7fdBaZ
— NBA Top Shot (@nbatopshot) June 11, 2021
端的に言うとドライブ上手すぎって感じなんですが、
フィニッシュ力に加えてフリースローを獲得する数も尋常じゃありません。
各年度のフリースロー成功数をざっとご紹介すると
2年目:481本(リーグ2位)
3年目:484本(リーグ1位)
4年目:376本(リーグ4位 ※60試合時点)
これを87%の確率で沈めてくるのでたまりませんね。笑
さすがに平均36点取っていた時の化け物ハーデン(754本)には及びませんが、
それでも
ドライブ→フィニッシュ
ドライブ→パス
ドライブ→フリースロー
という全てのパターンを高水準でこなしているヤングは
リーグ屈指のスラッシャーであると言えます。
POINT GUARDS: Fakes after drives are a big way to get to the free throw line. Defenders more times than not will leave their feet and create opportunities for you. Trae Young does a great job driving tot he paint and getting the big to leave their feet. #DominateSimple pic.twitter.com/acQdzBUdNG
— Mike Procopio (@HoopConsultants) March 1, 2022
シュートスキル
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/トレイ・ヤング シュート.jpg)
ヤングの最大の特徴である
クイックリリースから放たれるシュート。
One of the best parts of last night’s win against Minnesota was Trae Young getting a number of catch & shoot looks from deep. He shot 48/103 (46.6%) on C&S threes last season, and it’s good offense to get him opportunities when possible. pic.twitter.com/dIuf6oXVsr
— AKelly (@andlankell) January 23, 2021
リーグ入り当初はその速さとシュートレンジから
最強シューターであるカリーの後継者のようだと
マスコミやファンからは驚かれました。
しかし、カリー含め他のシューターとは一線を画す要素があります。
それがプルアップジャンパー、
つまり自身のドリブルからシュートを放つ割合です。
“I had a lot of time to shoot.”
— ClutchPoints (@ClutchPointsApp) June 24, 2021
Trae Young on this shimmy 🤣💀
pic.twitter.com/jDgk3Jlsc8
通常シューターと言われるプレイヤーは
他プレイヤーからパスを受け、そのままシュートを打つ
キャッチ&シュートを基本とする場合が多いです。
その理由として、ドリブル→シュートよりも
身体やボールミートのブレ、ズレが少なくなり、
安定したシュートを打てるため。
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/クレイ・トンプソン 2.jpg)
特にウエストブルックやレブロンが得意とするような、
ドライブでインサイドに切り込みアウトサイドへパスをする
いわゆるキックアウトは、
シューターがゴール方向を向いたままパスを受けて
シュートを放つことが出来るため、
成功率が相対的に高くなると言われています。
Der Catch-and-Shoot-Dreier nach Kickout-Pass – so wichtig bei der Westbrook/Schröder-Combo. https://t.co/MABXdK4NT3 pic.twitter.com/EuRyzDoUyW
— basketball.de (@basketball_de) November 2, 2018
しかし今シーズンのヤングは、
そうしたキャッチ&シュートでの3Pシュートの割合が
全体のおよそ21%程度。
プルアップジャンパーのイメージが強い
あのカリーでさえ、60%近くの3Pシュートを
キャッチ&シュートから放っています。
それでいて今シーズンの3P%は両者とも38%程。
カリーが例年に比べて低めであることを踏まえても、
ヤングの凄まじさが垣間見えますね。
Trae Young is just nasty. His quicks aren’t talked about enough. A nightmare to stay infront of and he can create + shoot. He had 27 on the Bucks in the first half.
— Ball Don’t Stop (@balldontstop) November 15, 2021
🎥 @ATLHawks pic.twitter.com/ewZcwPoFOx
ボールハンドラーとして一級品
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/トレイ・ヤング6-1024x910.jpg)
パス、ドリブルからのフィニッシュ、ショットクリエイトと
自身のプレーを起点として得点を生み出せるヤング。
もちろんその根底にある巧みなドリブルスキルも相まって、
オフェンス面ではもはや止められないレベルの
エリートプレイヤーであると思います。
ドンチッチも似たようなプレースタイルを持っていますが、
フリースローも含めたシュート力はヤングの方が上。
ただ、ドンチッチは体格を活かしたポストプレイも得意としており、
両者とも似て非なるというのがまた面白いですね。
逆にドンチッチにあってヤングにないものが、
ヤングにとっての課題になるかもしれません。
ヤングの課題
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/トレイ・ヤング9-1024x1024.jpg)
ヤングが今後更に飛躍を遂げるために必要なのが、
ディフェンス力の強化です。
これはドラフト当時から言われていたこと。
オクラホマ大学1年生Gのトレイ.ヤングが出演していた。すでにNBA行きを宣言。今季は1試合の平均で得点とアシストでD1トップ。185パウンド程しかないということでディフェンス面で課題があるとされるがそれでもドラフトでは上位10位以内で指名される可能性も高いようだ。 pic.twitter.com/alhEgg7M9T
— Kaz Nagatsuka 🇯🇵 (@kaznagatsuka) March 21, 2018
(ぶっちゃけひどい・・・w)
Trae Young ‘s defense is a JOKE… 🤨🤮 pic.twitter.com/SbgmtPxgVW
— Jordan Nichols (@JordanN1333272) January 8, 2022
ポストプレイやドライブなど、
ディフェンスは受け身になる局面が多くなります。
「ディフェンスは気持ち」というのはもちろん前提として、
(ヤングあんまり気持ちないしね)
特にNBAでは、それと同等に体格もかなり重要。
185cm、74kgのヤングと
206cm、113kgのレブロンだと
体の強いレブロンの方がディフェンダーとして有利となります。
レブロンディフェンスやばぁ… pic.twitter.com/0NkJmq4oqI
— 公式🏀素人NBA (@NBA_Quote) July 31, 2020
なのでエリートディフェンダーになるためには
根本的に肉体改造も必要になってきます。
しかし、今現在はその苦手なディフェンスも
スタッツ上はオフェンスへの貢献度で帳消しにしており、
むしろディフェンスが出来なくてもヤングがいてくれることで
試合で優位に立てる場面が多々あります。
ディフェンス力が向上することに越したことはないですが、
今すぐ、絶対というわけではありません。
チーム戦略で十分カバー出来る範囲ですので、
コーチ陣がそのヤングの特性をどう使うかにかかっていると思います。
なんにせよ、肉体が全盛期を迎える
向こう5年程で徐々に肉体改造によるディフェンス力向上を
実現させていけることでしょう。
まとめ
![](https://nba-shiritaikoto.com/wp-content/uploads/2022/03/トレイ・ヤング-639x1024.jpg)
本日は期待の若手、
トレイ・ヤング徹底分析をやって参りました!
昨シーズンのプレイオフからの躍進は
眼を見張るものがありましたが、
実際数値で見てみると思った以上にモンスターだなと
改めて感じましたね・・・笑
ドンチッチと同期ということで
今後もどんどん比較されていくと思います。
現在は正直ドンチッチの方がネームバリューは上ですが、
プレイオフでの強心臓ぶりを見ていると
その評価がひっくり返ってもおかしくはないのかなと!
若手のホープ、トレイ・ヤングのこれからに期待して、
一緒にNBAを楽しんでいきましょう!
というわけで本日はトレイ・ヤングのハイライト!
最後までヤング漬けです!それではまた次回!
(若手ガードの人気記事→どっちが上?ルカ・ドンチッチvsジャ・モラント!)
↓TwitterでもNBAの情報を呟いてます↓kenzo(@nbashiritai)
Follow @nbashiritai
↓↓こちらでも色んな情報を見ることが出来ますよ♪
![ブログランキング・にほんブログ村へ](https://b.blogmura.com/88_31.gif)
にほんブログ村
![にほんブログ村 その他スポーツブログ NBAへ](https://b.blogmura.com/sports/nba/88_31.gif)
にほんブログ村
![NBAランキング](https://blog.with2.net/img/banner/c/banner_1/br_c_3465_1.gif)
NBAランキング
コメント