【NBAまとめ】ドンチッチvsモラント!若手有望株を徹底比較!

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次世代NBAのアイコン

皆さんは現役ポイントガードでNo.1を決めるとしたら誰を挙げますか?

クリス・ポール、ジェームズ・ハーデン、ステフィン・カリー、ラッセル・ウエストブルック・・・

現代はガード全盛期であり、ガードポジションには数多くのスタープレイヤーが存在します。

そんな中で、若手のガードプレイヤーとして爆発的な人気を誇るのが

ルカ・ドンチッチジャ・モラントです!

両者ともルーキー時代に新人王を獲得すると、

今シーズンはそれぞれのチームでエースとして、チームを上位へ導くなど

まぎれもなくスター街道を突っ走っている、将来NBAの顔となるようなプレイヤーたちです。

そんな2人ですが、プレイヤーとしてどちらが優秀なのか?

なんて疑問も湧いてきたり来なかったり・・・

そこで今回は、複数の指標から両者を比較して

より良いプレイヤーがどちらなのかを論じている英文記事(fadeawayworld.net)がありましたので、

そちらを掻い摘んでお伝えしていきたいと思います!

参考:https://fadeawayworld.net/nba/luka-doncic-vs-ja-morant-comparison-who-is-the-better-player-right-now

※数字については記事発表当時のものになっているため、ある程度最新の情報も交えています。
 また、難しい用語には解説サイトへリンクをつけています。

プロフィール

ルカ・ドンチッチ

・身長:201cm
・体重:104kg
・ドラフト:1巡目3位(2018年)
・キャリア:4年目
・チーム:マーベリックス
・ポジション:ポイントガード
・サラリー:1017万ドル(2021-22)
・キャリア平均スタッツ


ジャ・モラント

・身長:190cm
・体重:78kg
・ドラフト:1巡目2位(2019年)
・キャリア:3年目
・チーム:グリズリーズ
・ポジション:ポイントガード
・サラリー:960万ドル(2021-22)
・キャリア平均スタッツ


両者の比較

スコアリング

勝者:ジャ・モラント

今シーズンのモラントは、20本ほどのシュート試投数で平均26.4点をマークしている。

3ポイントシュートは標準以下のレベルだが、

モラントのドライブを止めようとディフェンスが引いて守っても、

彼の運動能力とフィニッシュ力でディフェンスを粉砕し、得点を決めてしまう

ドンチッチは平均25.6点をマークしているが、

スリーポイントが彼の短所であり、成功率は30.9%とかなり低い

過去のシーズンではポイントカードとしては恵まれた体格を駆使し、

相手のガードとのミスマッチを突いてポストプレイからイージーシュートを打っていたが、

今シーズンはその確率が若干低い(昨季に比べ4%程下がっている)。

以上の点から、スコアリングではほんのわずかな差でモラントに軍配が上がるが、

ドンチッチもベストスコアラーの1人であることに変わりはない。

ディフェンス

勝者:ルカ・ドンチッチ

ドンチッチはシーズン前半、ディフェンスで苦戦していたが、

クリスマスを過ぎたあたりから改善し、現在チームのDRtgはリーグ5位

ドンチッチ自身もジミー・バトラーやバム・アデバヨらの守備職人たちと並んで

DRtgは103でリーグ上位、マッチアップ相手のFG%を44%に抑えているなど

好調なマブスのディフェンスを支えている。

モラントのディフェンスはシーズンを追うごとに着実に成長しているものの、

モラントがフロアに出ると相手チームの得点が100ポゼッションあたり6.4点増えてしまうなど、

アンダーサイズな体格から相手チームに「穴」として狙われることが多い。

高い身体能力を上手く使うことが出来れば、リーグ有数のドライブストッパーになることは出来るかも。

パス

勝者:ルカ・ドンチッチ

ドンチッチは魔法使いかのようなボールさばきで、リーグベストのパサーだ。

彼はチーム全体のアシストの内、半分を自身のアシストで占めるほど

パスでチームを動かしており、

最も象徴的なプレーは、リーグ3番目に多いドライブから演出するキックアウト

これにより味方のオープンスリーを演出し、効率的なオフェンスを展開することが出来る。

対するモラントも、リーグ有数のパサーである。

平均アシストはリーグ15位以内であり、ドンチッチと同様にキックアウトを得意とする。

更にモラントはピック&ロールの技術にも長けており、

リーグ4番目に多くピック&ロールを仕掛け

インサイドプレイヤーへ正確なアリ・ウープパスを供給するのも彼の特徴である。

彼も素晴らしいコートビジョンを持ち、他の選手に比べても上質なパサーだが、

ドンチッチがすごすぎるんです。

クラッチタイム

勝者:ジャ・モラント

今シーズンのモラントはリーグベストのクラッチタイムプレイヤーである。

試合時間残り5分で5点差以内、という状況でモラントが出場している場合、

14勝5敗という成績で大きく勝ち越している。

モラントは3ポイントが苦手だが、クラッチタイムに限っては50%の確率で沈め、フリースローは平均1.6本決めるなど勝負強さを見せ、

クラッチタイムの得点数はリーグ3位の4.1点をマークしている。

ドンチッチもクラッチタイムでは9勝4敗と勝ち越しているが、

その要因はモラントとは逆にディフェンスの良さである。

オフェンスに関しては3P%が27.3%と通常よりも更に下がり、ゲームメイクも上手くいかなくなる

オフェンスの停滞をディフェンスで何とか取り戻し、チームを勝たせているような状況だ。

モラントと比較すると、勝負強さの面では劣ってしまっていると言える。

バスケットボールIQ

勝者:ルカ・ドンチッチ

ドンチッチはレブロン・ジェームズや二コラ・ヨキッチに次ぐバスケットボールIQの持ち主である。

彼は先天的に、自身が攻めるタイミングパスで味方に得点させるタイミングを感じ取る能力があり、

相手にとって一番嫌な攻め方を選択できるプレイヤーだ。

ドンチッチを中心に周りのプレイヤーが連動していくのを是非注目してほしい。

対してモラントは、まだそのレベルまでは達していない。

とは言っても、彼はリーグ随一の身体能力とショットクリエイト能力

チームを勝利に導くタイプであると同時に、

相手ディフェンスの綻びを見つけたら

自身でスコアするか、キックアウトによってチームメイトにスコアさせるか

という判断を高いレベルで下すことが出来るプレイヤーでもある。

リーダーシップ

勝者:ジャ・モラント

あるリーダーは率直に意見を言い、またあるリーダーは模範的な姿勢で示す。

そんな中、毎試合110%の力でプレイし、チームメイトに助言を行う3年目のモラントは

模範的な姿勢を示しながら、フロアリーダーとしての働きも出来る稀有な存在である。

その細身の体を駆使し、容赦なくリムアタックを繰り広げる様は

在りし日のアレン・アイバーソンを彷彿とさせる。

グリズリーズのヘッドコーチ、タイラー・ジェンキンスは

「彼は過去2年でリーダーとしての振る舞いを身に着けた。そして今はより自信を持ってチームを導いている。」

と彼のリーダーとしての資質を称賛している。

対するドンチッチは素晴らしいプレイヤーではあるが、リーダーとしては全く思われていない

彼は前マーベリックスHCであるリック・カーライルと頻繁に衝突しており、

最終的に激しい言い争いとなり、チームの士気をさげたことがある。

カーライルはこのテキサスのスーパースターよりも、

沈みかけのペイサーズを指揮することを選ぶほどだった。

このことからも、どちらがリーダーとしての資質を持っているかは明白だろう。

インパクト

勝者:ルカ・ドンチッチ

ドンチッチは自身の平均得点と、自身のアシストからチームメイトが決めた得点の合計が

チーム全体の45%弱を誇っており、その選手でプレーが終わった割合を示すUSG%

リーグ全体でエンビードに次ぐ36.7%で、ドンチッチが他のプレイヤーに比べて

チームにとって重要であるということを示している。

モラントもグリズリーズでは絶大なインパクトを残している。

勝利貢献度の指標であるWin Sharesではドンチッチよりも上位に位置するなど

(ドンチッチ:4.7 モラント:5.3)

優位に立っている要素もあるが、チームに対するインパクトなどを考えると

若干ドンチッチの下になってしまう感は否めない。

1on1

勝者:ジャ・モラント

モラントは1試合平均2.9回のアイソレーションプレイを行い、

1回のポゼッションにつき1.05点をマークしている。

モラントは様々なドリブルスキルを組み合わせてディフェンスを崩し、

ディフェンダーを置き去りにするドライブや、ミドルレンジのプルアップジャンパー

軽々と得点を重ねる。

ジャ・モラントはリーグでトップ5に入る1on1プレイヤーである。

ドンチッチはモラントと違い、身体能力でプレイするタイプではない。

その代わり、恵まれた体格を駆使してミスマッチを突き、

多彩なジャブステップポンプフェイクでスペースを作り、ドライブやシュートを決めていく。

ただ、今シーズンは特にプルアップジャンパーの調子が悪く

12.5本を試投して成功率43.3%に留まっている

そのせいで、アイソレーション自体はモラントよりも多い1試合平均4.5回だが、

1回のポゼッションにつき0.85点と、モラントよりも低くなっている

プルアップジャンパーの成功率の低さにより、今シーズンの彼はオフェンスに苦しんでいる

と言っても過言ではないだろう。

キャリア

勝者:ルカ・ドンチッチ

この項目については議論の余地はない。

ドンチッチのデビューからの3年半は歴史上でもベストプレイヤーの1人だと言えるほどのものだ。

まずは史上最高の現役プレイヤーであるレブロン・ジェームズと、

デビューから3年半のスタッツを比較しよう。

【ドンチッチ】
・得点:25.7点
・リバウンド:8.4本
・アシスト:8.8本
eFG%:52.2%

【レブロン】
・得点:26.5点
・リバウンド:6.6本
・アシスト:6.6本
eFG%:48.8%

これを見るだけで、この段階でのキャリアで考えれば

ドンチッチがベストプレイヤーであると分かるだろう。

またドンチッチはプレイオフで2回戦以上に進んだことはないが、

プレイオフの個人スタッツとしては

・得点:33.5点
・リバウンド:8.8本
・アシスト:9.5本
・3P%:39.2%

というとんでもない数字を残している。

史上最高のプレイヤーマイケル・ジョーダンのプレイオフスタッツは

・得点:33.4点
・リバウンド:6.4本
・アシスト:5.7本
・3P%:33.2%

となっており、ドンチッチは史上最高プレイヤーの数値でさえ上回っている

6回の優勝を果たしているジョーダンだが

プレイオフ1回戦を初めて突破したのはキャリア4年目であり、優勝するまでは7年かかった。

ドンチッチがプレイオフで勝ち進めていないという批判はあるものの、

現時点では彼らに比べて劣っているとは言い切れない

対するモラントも、ドンチッチほどの結果を残しているわけではないものの、

殿堂入りプレイヤーへの道はしっかりと辿っている。

モラントはこの2年半のキャリアで

・得点:20.2点
・リバウンド:4.4本
・アシスト:7.2本
・eFG%:50.8%

をマークしており、ドンチッチを抜きにすれば素晴らしい数字だ。

昨年のプレイオフでは1回戦で敗れたものの、個人スタッツは

・得点:30.2点
・リバウンド:4.8本
・アシスト:8.2本

と堂々たるものだった。

今シーズンはチームは強豪へと生まれ変わっており、

プレイオフで勝ち進みドンチッチを逆転する可能性も十分残っている。

最終結果

勝者:ルカ・ドンチッチ

というわけで、今回は5勝4敗でドンチッチに軍配が上がった

ドンチッチが素晴らしい一方で、今シーズンのモラントの傑出したプレイの数々もあり、

かなりの接戦だった。

もしモラントがこの活躍を続け、グリズリーズがウェスタンカンファレンスのセミファイナル、

あるいはファイナルまで進み、

ドンチッチがまたしても1回戦で敗退するようなことがあれば、

恐らくこの判定は覆るだろう。

しかし、現時点で考えるのであれば、より優秀なプレイヤーはルカ・ドンチッチである。

これは一つの考察

というわけで本日は、fadeawayworld.netの記事ご紹介でした!

最初はTwitterで記事のURLだけ紹介しようかと思ったんですが、

結構長い英文だし、時間がない方も多い中でじっくり読むのきついだろ、

と思ったのでこういった形で全訳ではないですが、

ピックアップしてお伝えできればなと思い、書かせていただきました!

本記事の内容から絶対にドンチッチの方が優れているというわけではないし、

NBAの公式が認めているわけでもない、あくまで考察記事となります。

ですので本記事は一意見として受け止めていただき、

あなたのご意見は是非大事にしていただきたいと思います!

むしろあなたのご意見も是非お聞かせください!

Twitterアカウント:kenzo(@nbashiritai)にリプしていただけると嬉しいです!

というわけで本日は勝者、ルカ・ドンチッチのプレイ集でお別れです!

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