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NBAが狭き門であることは、皆さんご存知かと思います。
世界のバスケ人口は現在4.5億人と言われ、全スポーツの中で一番多いのだそうですが、
そのバスケの最高峰であるNBAの、全チームを合わせたロスター数は450。
バスケ人口に対して、およそ100万人に1人しかNBAプレイヤーになることは出来ない計算になります!
そしてその中でもNBAの歴史に名を刻むというのは、本当に、人類稀に見る勝者であることは
間違いない事実であると思います。
NBA75周年を記念して作られた”75th Anniversary Team”では
今までのNBAプレイヤーの中で最高の76人が選ばれています!
というわけで今回はFADEAWAY WORLDが出した
「”75th Anniversary Team”内で格付けを設定してみた」
的な記事にある内容を各選手の詳細と共に紹介するシリーズ第4弾!
人類史でもとてつもないプレイヤーたちであることを念頭に置いていただいた上で、
是非最後まで御覧ください!
前書き
今回の記事をお読みいただくにあたり、いくつかお伝えしておきます。
・格付けはTier1~7という表記になり、Tier1が最高評価、Tier7が最低評価となります。
・本企画はシリーズモノで、本記事は「Tier4」プレイヤーの紹介です。
それ以降は順次ご紹介してまいります。
(Tier7→既に豪華なEliteクラス)
(Tier6→現役トップPGが集結)
(Tier5→時代を変えたスーパースター達)
・ブロック、スティールの計測開始が1973-74シーズンからなので、それ以前に活躍したプレイヤーには「記録なし」と記載しています。
・上記の影響によりキャリアの一部しかブロック、スティールの記録がないプレイヤーもいますが、特にそこには言及しておりませんので、ご了承下さい。
・本記事はFADEAWAY WORLDの格付けを参考にしておりますが、紹介文には多少の主観が入りますことをご容赦下さい。
※参考記事:Ranking The NBA’s Top 75 By Tiers: There Is Only One GOAT
Tier4:KNIGHTS
カール・マローン
【キャリア平均】
・得点:25.0点
・リバウンド:10.1本
・アシスト:3.6本
・ブロック:0.8本
・スティール:1.4本
【主な受賞歴】
オールスター選出×14、シーズンMVP×2、オールスターMVP×2、オールディフェンシブチーム×4、オールNBA×14
NBA殿堂入り
カール・マローンは恐らく、チャンピオンシップを持たない中では最高のプレイヤーだろう。
”The Mailman”は2度のシーズンMVP、14度のオールスター選出、そしてNBA歴代2位の36,928得点を記録している。
ユタ・ジャズを2度のファイナルに導いているマローンは、歴代でも1,2を争うパワーフォワードでもある。
モーゼス・マローン
【キャリア平均】
・得点:20.3点
・リバウンド:12.3本
・アシスト:1.3本
・ブロック:1.3本
・スティール:0.8本
【主な受賞歴】
オールスター選出×13、シーズンMVP×3、リバウンド王×6、ファイナルMVP×1、オールディフェンシブチーム×2、オールNBA×8
優勝×1、NBA殿堂入り
モーゼス・マローンは3度のシーズンMVP、1度の優勝とファイナルMVP、更に13度のオールスター選出と、数多の功績を成し遂げた歴代屈指のビッグマンである。
モーゼスは歴代最高リバウンダーの1人であり、そのパワーと理不尽な程のオフェンス力でペイントを支配した。
そのとどまるところを知らない才能とフィニッシュ力を持つモーゼスは、80年代を代表するプレイヤーであろう。
ドウェイン・ウェイド
【キャリア平均】
・得点:22.0点
・リバウンド:4.7本
・アシスト:5.4本
・ブロック:0.8本
・スティール:1.5本
【主な受賞歴】
オールスター選出×13、オールスターMVP×1、得点王×1、オールディフェンシブチーム×3、ファイナルMVP×1、オールNBA×8
優勝×3、NBA殿堂入り
歴代でも5本の指に入るシューティングガードであるドウェイン・ウェイドは、最高級の2-wayプレイヤーである。
ガードとしては最高のショットブロッカーであり、歴史上最も切れ味鋭いドライブを持つウェイドは
3度の優勝を果たし、そのうちでも最高のパフォーマンスを見せた2006年にはファイナルMVPを受賞している。
13度のオールスター選出を誇るウェイドは、このTier4に値するに十分すぎる功績を残している。
Dwyane Wade’s Top 35 Plays from his career. One of the best shooting guards to ever step on the hardwood 🔥 pic.twitter.com/lxVraJ590h
— Ballislife.com (@Ballislife) July 9, 2019
ケビン・ガーネット
【キャリア平均】
・得点:17.8点
・リバウンド:10.0本
・アシスト:3.7本
・ブロック:1.4本
・スティール:1.3本
【主な受賞歴】
オールスター選出×15、シーズンMVP×1、オールスターMVP×2、リバウンド王×4、オールディフェンシブチーム×12、最優秀守備選手賞×1、オールNBA×9
優勝×1、NBA殿堂入り
”The Big Ticket”ことケビン・ガーネットはチームに競争心をもたらし、コートに立てば常に攻守にわたってスーパースターレベルでプレイをし続けた。
ボストン・セルティックスで最優秀守備選手賞と優勝を勝ち取る前にも、ミネソタ・ティンバーウルブズ時代にはリーグMVPを受賞するなど、KGはチームを長年引っ張っていった。
攻守における支配力という観点からすれば、KGを超えるパワーフォワードはごく僅かである。
Few brought the intensity like KG 💪
— NBA TV (@NBATV) June 30, 2020
High Tops: Kevin Garnett’s Best Plays – 4pm ET on NBA TV! pic.twitter.com/6vzRChdBJg
ジュリアス・アービング
【キャリア平均】
・得点:24.2点
・リバウンド:8.5本
・アシスト:4.2本
・ブロック:1.7本
・スティール:2.0本
【主な受賞歴】
オールスター選出×16、シーズンMVP×4、オールスターMVP×2、オールディフェンシブチーム×1、得点王×4、オールNBA×7、オールABA×5
NBA優勝×1、ABA優勝×2、NBA殿堂入り
過去最高にエキサイティングなプレイヤーで、北米4大スポーツでもレジェンド的存在であるジュリアス・アービングは、もはやNBAファンのみならず万人に好かれた人物である。
自身のプレーをもってバスケットのゲームを美しいものに変え、毎年ファンを楽しませた”Dr.J”は、
そのコート上での美しさも相まって、この上なく影響力のあるスターである。
彼はABA、NBAあわせて16年連続でオールスターに選出され、1983年にフィラデルフィア・76ersにチャンピオンリングをもたらした。
ダーク・ノビツキー
【キャリア平均】
・得点:20.7点
・リバウンド:7.5本
・アシスト:2.4本
・ブロック:0.8本
・スティール:0.8本
【主な受賞歴】
オールスター選出×14、シーズンMVP×1、ファイナルMVP×1、オールNBA×7
優勝×1、(今後100%殿堂入り)
アンストッパブルなオフェンシブスキルセットを持ったドイツ人、ダーク・ノビツキーは、
2011年にダラス・マーベリックスを率いてNBA史上でも最高レベルのプレイオフを戦い抜き、
優勝を果たした。
カリーム・アブドゥル・ジャバーのフックショットを除き、ノビツキーの片足フェイダウェイのブロック不可能さは歴史上類を見ない。
言うまでもなく、ノビツキーは歴代最高のシューティングビッグマンである。
Dirk forever.
— NBA TV (@NBATV) April 10, 2019
Take a look at some of the top plays from @swish41‘s legendary career. 🔥🎥 pic.twitter.com/8Yl7eXfWxw
エルジン・ベイラー
【キャリア平均】
・得点:27.4点
・リバウンド:13.5本
・アシスト:4.3本
・ブロック:記録なし
・スティール:記録なし
【主な受賞歴】
新人王、オールスター選出×11、オールスターMVP×1、オールNBA×10
NBA殿堂入り
無冠の支配者、エルジン・ベイラーはかなり過小評価されてきている傾向にある。
11度のオールスター選出に10度のオールNBA、ミネアポリス・レイカーズ時代にはオールスターMVPを受賞するなど、実績はレジェンドにふさわしいと言える。
とんでもないダブルダブルマシーンであるベイラーもまた、レイカーズ最高のスターの1人である。
デビッド・ロビンソン
【キャリア平均】
・得点:21.1点
・リバウンド:10.6本
・アシスト:2.5本
・ブロック:3.0本
・スティール:1.4本
【主な受賞歴】
新人王、オールスター選出×10、シーズンMVP×1、オールスターMVP×2、リバウンド王×1、ブロック王×1、得点王×1、オールディフェンシブチーム×8、最優秀守備選手賞×1、オールNBA×10
優勝×2、NBA殿堂入り
”The Admiral(提督)”ことデビッド・ロビンソンは、ティム・ダンカンが現れるまで
長い間サンアントニオ・スパーズを引っ張ってきたプレイヤーである。
ロビンソンはシーズンMVP、新人王、最優秀守備選手賞、得点王と、90年代を代表するプレイヤーとして華々しい経歴を誇っている。
ダイナミックな2wayセンター、デビッド・ロビンソンはまた、バスケットボールコートを彩る最も気品に溢れた人物の1人でもあった。
ヤニス・アデトクンボ
【キャリア平均】
・得点:21.6点
・リバウンド:9.3本
・アシスト:4.6本
・ブロック:1.3本
・スティール:1.2本
【主な受賞歴】
オールスター選出×6、シーズンMVP×2、オールスターMVP×1、MIP×1、オールディフェンシブチーム×4、最優秀守備選手賞×1、ファイナルMVP×1、オールNBA×5
優勝×1
2タイムMVP、そしてファイナルMVPであるヤニス・アデトクンボは
すでに歴代トップ35に値するプレイヤーとなり、そして若干27歳という若さということもあり、
彼が達成できることはこれからまだまだ多い。
トップ15になるためにはあと1,2度の優勝が必要だし、
トップ10に入るためにはシーズンMVPの数をもう少し増やしたい。
通常であれば困難な道のりではあるが、このとてつもないアスリートは年々スキルを向上させており、
歴代トップ10プレイヤーになることも不可能ではないと感じさせる。
Check out the top plays from Giannis Antetokounmpo’s Week 11 performances that earned him Eastern Conference Player of the Week honours! 🦌 pic.twitter.com/MLf2xXAL5c
— NBA UK (@NBAUK) January 7, 2020
チャールズ・バークレー
【キャリア平均】
・得点:22.1点
・リバウンド:11.7本
・アシスト:3.9本
・ブロック:0.8本
・スティール:1.5本
【主な受賞歴】
オールスター選出×11、シーズンMVP×1、オールスターMVP×1、リバウンド王×1、オールNBA×11
NBA殿堂入り
きわめて支配的な、90年代を代表するパワーフォワードであるチャールズ・バークレーは、
プレイヤーとしても人物としても個性的であった。
11度のオールスター選出、11度のオールNBA、そして1度のシーズンMVP。
198cmと低身長ながら、アグレッシブなプレースタイルとコート上のリーダーシップでファンを魅了したバークレーだが、
もしマイケル・ジョーダンがいなければ優勝も出来ていただろう。
Chuck was unstoppable during his MVP year 💪
— NBA TV (@NBATV) June 11, 2020
High Tops: Charles Barkley’s Best Plays – 1pm ET on NBA TV! pic.twitter.com/CBNR0VWjvn
個人的には好きな選手ばっかりでしたw
今回も”75th Anniversary Team”についてまとめて参りました!
僕自身がNBAを見始めた頃に活躍し、苦難の末に優勝を果たしたノビツキー、KGや
カッコ良すぎるSGウェイドなど、個人的なレジェンドもいて
書いていて楽しい回でした。笑
いずれ、また深堀りしていきたいなと思います!
次回はTier3!暴君センターや最強シューターなど、まだまだレジェンド祭りは続きますので
それまでしばらくお待ち下さい!
kenzo(@nbashiritai)
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