ついに、待ちに待ったNBA2021-2022シーズンが開幕しました!
やはり昨年の覇者バックスは強かったですね!
ヤニス・アデトクンボと周りのシューター陣の破壊力といったらたまらないです!
また、今季大注目の大型補強を行ったレイカーズも開幕戦でウォリアーズと激突!
結果としては121-114でウォリアーズが勝利しました。
点差以上に両者の完成度の違いが浮き彫りになった試合でしたね(ケガ人の有無は置いといて)。
Game 1 of 82 ✔️ pic.twitter.com/ntzca0Xt49
— Golden State Warriors (@warriors) October 20, 2021
レイカーズが今季優勝を果たすためのカギ、それはずばりラッセル・ウエストブルック。
ウエストブルックはチームにフィットするためには何が必要なのか、考えてみます。
レイカーズ以前のウエストブルック
2008年ドラフトにて、1巡目4位でシアトル・スーパーソニックス(現オクラホマシティ・サンダー)に指名されたラッセル・ウエストブルック。
その前年にケビン・デュラント、さらに2009年にはジェームズ・ハーデンを指名したサンダーは
2012年NBAファイナルまで進みます。
スリーキングス擁するヒートに敗れ、その年のオフにハーデンがロケッツに移籍するという事態に陥るものの、
常に西の強豪として君臨していました。
デュラントというスーパースターとともにサンダーの中心選手としてチームを勝たせてきたウエストブルックは、デュラントが移籍するまでの8年間で、平均21点、7.6アシスト、5.6リバウンドとオールラウンドなスタッツを残しています。
デュラントがいなくなってからはオールラウンド能力にさらに拍車がかかり、3年連続を含む4度のシーズントリプルダブルを達成しています。
しかし、ボールを持ちすぎ、ターンオーバーが多すぎという批判がつきもののウエストブルック。
確かに彼がボールを持つ割合はかなり高く、昨シーズンのスタッツによると
・アシストなしでシュートを決める割合が約75%
・自ら仕掛ける際、3ドリブル以上してからのシュート数が全体の70%弱
・ターンオーバー数はリーグトップ
という数値が出ました。
とはいえ、ウエストブルックがボールを持ちすぎと言われる背景の一つには、ゲームペースを上げるためのチーム戦術が絡んでいます。
リバウンドをウエストブルックに取らせ、そのままボールプッシュをしてドライブ、シュートもしくはキックアウトパスを行うことで、
ビッグマンがリバウンドを取ってガードにパスする時間をカットし、ペースを上げることが出来るためです。
ここまでつらつらと書いてきましたが、要は今までのウエストブルックはボールを自ら支配して、プレイオフ常連となった選手であるということですね!
Since OKC play in Phoenix tonight, remember last time they did last season
— Google “1 in 72,000 Chance” (@42TDs) November 17, 2018
Russell Westbrook:
43 Points (58% FG)
14 Rebounds
12 Assists
CLUTCH AGAIN with 7 straight points and an assist to close the game pic.twitter.com/WCh903LA8Q
レブロン・ジェームズとアンソニー・デイビス
今季からウエストブルックのチームメイトとなった、NBAのキングことレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビス。
レイカーズが優勝した一昨季には、この二人のプレイが冴えに冴え、他チームに悪夢をもたらしてきました!
そんな二人はコンビとしてお互いにかなり相性の良いプレースタイルをしています。
レブロンはオールラウンドですが、その真骨頂はプレーメイク能力!
過去2シーズンは出場時間のおよそ6割でポイントガードを務め、一昨季には35歳にして初のアシスト王に輝きました!
また、アンソニー・デイビスは現代最高のパワーフォワードの一人とも言われており、キャリア平均で23.9得点をマークしています。
彼の武器はガードからセンターまで守れて、強烈なブロック力をが合わさったディフェンス力と、
チームメイトとの巧みなコンビプレイです!
デイビスのキャリアスタッツを見ると、全てのシュートのうち7割近くを味方のアシストから決めており、それがレブロンのアシスト力と合わさって得点を量産していることが分かります!
また、レブロンのアウトレットパスも効果的で、デイビスのみならずカイル・クズマやケンテイビアス・コールドウェル・ポープの3Pシュートも効率的に生み出していました!
ラッセル・ウエストブルックをシックスマンに・・・いやいや
ここまで見る限り、ウエストブルックとデイビスはかなり相性がよさそうに思えます。
ウエストブルックはこれまで、スティーブン・アダムズ、クリント・カペラといった優秀なインサイドプレイヤーとコンビを組み、ダンクの雨を降らせてきました。
デイビスは今まで組んできた誰よりもオフェンシブスキルが高く、ピック&ロールからの2対2の状況を上手く料理していけるはずです。
This Russell Westbrook pass was tough 👀 @russwest44 pic.twitter.com/y2eV3NnMj6
— Courtside Films (@CourtsideFilms) May 12, 2020
ただ、問題はレブロンとの共存です。
これまで見てきた通り、レブロンとウエストブルックはともにボールを長くもち、ゲームをコントロールするポイントガードであり、二人が同時にコートに立つ以上、
どちらかがある程度使われる側に回らなければなりません。
解決策として、ウエストブルックはセカンドユニットを爆発的なオフェンス力で引っ張るシックスマンとして、レブロンの肉体的、精神的負担の緩和をする役目を担うこと。
・・・いや、まだそんなウエストブルックは見たくない!共存させたい!笑
ということで共存の道を探ってみよう!
ラッセル・ウエストブルックに必要なこと
レブロンは未だ決定的な衰えを感じさせるような選手ではないため、
ウエストブルックがレブロンと共存するために必要なのは、ある程度使われるためのスキル、メンタルセットを作ること。
レブロンとガード選手の間で一番多いパターンが、レブロンがドライビング、もしくはポストでボールを持った後、3Pラインで待つ選手にパスを出してシュートを打つ、キックアウトからのキャッチ&シュート。
ウエストブルックにもこのパターンを当てはめてあげればいいのだが、彼のキャリアでの3P成功率は30.5%。
先の開幕戦では、全8得点のうち全て自力での2Pシュートで、
キャッチ&シュートでの3Pは2本全て外している。
Two of Russell Westbrook’s seven shots in the first half came from the corner. Over the past three seasons, his corner 3 frequency has been just 3%. pic.twitter.com/hSBdgvRDim
— Positive Residual (@presidual) October 20, 2021
キャッチ&シュートが上手くいく根拠がないかと、いろいろスタッツを漁ってみましたが、
正直確証を持ってイケる!と思えるものはありませんでした・・・
ということは、やはり新しいウエストブルックのスタイルを一から作っていく必要があります。
今までチームの3番手以降を務めたことがないウエストブルックは、このレイカーズでは現在3番手として存在しています。
しかも、自分以外にも歴代最高レベルのプレーメイカーと、現役最強ビッグマンがいる中で
プレースタイルを根底から変えたうえでフィットするなんて、きつすぎる・・・
そんな彼に必要なもの、それはやはり時間でしょう。
昨季ウィザーズへトレードされたウエストブルックは、シーズン序盤こそなかなか振るわなかったものの、シーズン後半には自身の復調とともにチームの成績も上向いていきました。
今シーズンからレイカーズに加入した元スター、カーメロ・アンソニーもロールプレイヤーとしての役割を受け入れ、そのスキル、メンタルセットを用意するまでかなり時間がかかりました。
ウエストブルックはシーズン序盤は、正直開幕戦のようにらしくない場面が増えるかもしれません。
しかし、きっとオールスターブレイク後には新しくも今までのようなエネルギッシュなプレーで
レイカーズを更なる強豪チームへと押し上げてくれるはずです!
まとめ
今回は今シーズン、レイカーズに移籍したウエストブルックについて見ていきました!
ウエスタンカンファレンスは今年も絶好調のカリーに、クレイが戻ってくるウォリアーズもいますが、
ウエストブルックも久しぶりに分かりやすく強いチームでプレイができるということで、
是非NBA制覇を果たしてほしいと、ラス信者としては心から願っています!
というわけで以上です!
ステフィン・カリーがシーズン初戦からトリプルダブルを達成! 21得点、10リバウンド、10アシストの活躍でチームを勝利へと導きました!🔥📊 @StephenCurry30 #NBA75
— NBA Japan (@NBAJPN) October 20, 2021
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本日は、開幕戦で早速トリプルダブルの大活躍、ステフィン・カリーのハイライトでお別れです!
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