2020-21シーズン、ウォリアーズは開幕前から不穏な空気が立ち込めていました。
前シーズンに左膝前十字靭帯断裂という大ケガで欠場を続けていたクレイ・トンプソンが、開幕前にアキレス腱を断裂し、
2シーズン連続で欠場が決定していたためです。
クレイがケガをした2019年6月のファイナル以降、ウォリアーズはプレーオフにも出場出来ず
辛酸を舐めてきました。
しかし、同じく一昨季に左手の骨折により5試合しか出場出来なかったカリーの復帰、そしてカリーの大活躍により、2シーズン続けてどん底というわけでもありませんでした。
クレイの復帰やカリーの好調が続いていることなどから、今シーズンのウェスト上位争いに食い込むとも予想されているウォリアーズ。
今回はそのウォリアーズ復活の展望を見ていきます!
まずはロスターから
ポジション | スターター | ベンチ |
PG | ステフィン・カリー | クリス・チオッザ ゲイリー・ペイトン二世 |
SG | クレイ・トンプソン(ケガ明け) | デイミオン・リー ジョーダン・プール モーゼス・ムーディー |
SF | アンドリュー・ウィギンス | アンドレ・イグダーラ ファン・トスカーノ・アンダーソン |
PF | ドレイモンド・グリーン | ジョナサン・クミンガ オット・ポーターJr. |
C | ケボン・ルーニー | ジェームズ・ワイズマン ネマニャ・ピエリツァ |
特にウォリアーズはポジションレス過ぎてカテゴライズが難しい・・・
クミンガはSFにもなるだろうし、イグダーラもSF/PF両方行ける・・・
それぐらい流動的なので、上記は参考程度にご覧くださいm(__)m
※プレシーズンに活躍したエイブリー・ブラッドリーはシーズン開幕前に解雇、その後レイカーズでロスター入りしました。
スプラッシュブラザーズ+1
今季、ようやく、ホントにようやく、待ちに待ったクレイ・トンプソンが復帰します!
復帰時期は恐らく、12月~1月頃でしょうか?
Klay Thompson doing some off the dribble work with Jordan Poole post practice. Klay even dunked twice. Showing some pretty good burst as he eases his way back. pic.twitter.com/sUzeHSdsOH
— Anthony Slater (@anthonyVslater) October 7, 2021
このように練習でダンクも見せており、復帰に向けた準備は着々と進んでいるようです。
クレイが戻ってくれば、ドレイモンド・グリーン、イグダーラとともに王朝コアメンバーたちが再び優勝へと突き進めるかもしれませんね!
ただ、クレイが戻ってくるまではどうすれば?
心配はいりません、次期エースがしっかり育ってますよ、さすがウォリアーズ。
プレシーズンでブレイク中の#3 ジョーダン・プール君です。
今季で3シーズン目になるプールは、
2019年のドラフト1巡目28位でウォリアーズが指名した生え抜き選手。
昨シーズンまでで108試合に出場し、平均10点前後を挙げてくれるロールプレイヤーとして
活躍していました。
しかし今季のプールは更にステップアップしてます。
プレシーズン初戦でいきなり30点を叩き出すと、その後も安定したスコアリングで平均21.8点をマーク。
ウォリアーズのオフェンスシステムにもしっかりと順応し、自信を持ってプレーしているのが
画面越しにひしひしと伝わってきます。MIPあるでこれ。
ジョーダン・プールの超絶ムーヴ🤩
— ジ・アンサー (@TheAnswer_3_AI) October 9, 2021
pic.twitter.com/su2N0uJdmO
そしてもちろんこの男、ステフィン・カリーもプレシーズンから絶好調!
41 points. 13-23 from the field.#StephGonnaSteph pic.twitter.com/MXBHst6p31
— Golden State Warriors (@warriors) October 16, 2021
4試合に出場し、22.8分の出場で24.5点をマーク。
ブレイザーズ戦では第3Qまでの出場で41点、二度の4ポイントプレイを決めるなど
歴代最強のシューターは今季も健在です。
今季はカリー、クレイに加えて、新たにプールがスプラッシュブラザーズの仲間入りかも?
王朝を知る男 イグダーラ
新生スプラッシュブラザーズに加え、
2015年ファイナルMVPであり、ウォリアーズ王朝を築き上げた選手の一人、
アンドレ・イグダーラが3シーズンぶりに帰ってきました!
経験値ではリーグ随一であり、過去76ersではアレン・アイバーソンとタッグを組み、
アイバーソンが移籍後はエースとしてチームを牽引。
その後ナゲッツを経て2014年にウォリアーズへ加入し、6シーズンにわたってチームを支え続けてきました。
プレイオフ出場数14回を誇るイグダーラは
リーグの現役選手の中で、総アシスト数9位、総スティール数3位に位置しており、
ウォリアーズの心臓であり、ディフェンスリーダーのグリーンとともに、
ウォリアーズの躍進を支えてくれることでしょう!
this pass by @andre >>>> pic.twitter.com/89Jqp2H7jF
— Golden State Warriors (@warriors) October 13, 2021
華麗過ぎて引くレベル。
ウィギンス+優秀なロールプレイヤーたち
現在チーム三番目のサラリーを受け取っているウィギンス。
相変わらず基本的に置物シューターで、期待したい身体能力を活かしたドライブはプールやリーが代わりにやっているのかな、という印象です。
※ウルブズの最初の三年間は全シュートのうち、15.1%しかなかった3Pアテンプトが昨季は34.8%で、
3本に1本はスリーを打っている
昨季スリー成功率は38%で、ルーキー時代の31%に比べると段違いに高くなっているため、ある意味悪くはないのですが、まだ26歳と若く、身体能力もこれから全盛期を迎えるウィギンス。
ウィギンスがこのスタイルだから周りが育ってきた(育たざるをえなかった?)とも言えるかもですが、キャリア初期のバリバリのスラッシュダンカーとしての姿も是非見たいですね。
また、オフにはフィジカルとセンスの溢れるクリス・チオッザや
アウトサイドも上手く、大型パサーとしての役割もこなせるネマニャ・ピエリツァ
3Pシュートとディフェンス、リバウンドでチームプレーに徹することができるオット・ポーターJr.
らを獲得し、
ファン・トスカーノ・アンダーソンやジェームズ・ワイズマン、ルーキーのモーゼス・ムーディーなど
絶賛成長中の若手も、かなり楽しみですね。
ウエスト上位争い
かなり楽しみなロスターになっているウォリアーズ。
しかし、例年ウエスタンカンファレンスの上位争いは熾烈を極めます。
特に今季は
ビッグトレードを成立させ、最強おじちゃんチームとなったレイカーズを筆頭に
上位を予感させるチームが多くあります。
しかし、クレイ・トンプソンの復活により、
今のウォリアーズにはあの73勝9敗という偉業を成し遂げた王朝に勝るとも劣らない
相手にとっては恐ろしいラインナップ、通称デスラインナップの新たな形成が可能となります。
※王朝ウォリアーズのデスラインナップについては、また別記事を用意しますね
デスラインナップによって、あのレブロンでさえも
ウォリアーズ相手に4度ファイナルで激突し、1度しか制覇が出来なかった・・・と考えると、
今のNBAでもウエスト制覇は問題ないと考えてしまいます。
このファストブレークこそ、デスラインナップの強み💪
— だい (@sckt30111) January 26, 2018
スティールしたカリーの前を4人が走ってる。
これはどうしようもないですね pic.twitter.com/EoTNkuqQ1t
クレイがいないとファイナル制覇は厳しそうですが、戻ってくる今季はもしかすると・・・?
まとめ
本日は2021-22シーズンのウォリアーズについてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?
2シーズン続けてプレイオフを逃しているウォリアーズですが、
クレイ・トンプソンの復帰、ジョーダン・プールの覚醒、アンドレ・イグダーラの凱旋など、
一気にファイナルまで駆け上がってもおかしくないロスターで、
プレシーズンを見ても段違いの完成度でしたので、ファイナル制覇も本気であると考えてしまいました!
そして MVPカリー、MIPプール
大穴ですが、皆様はあると思いますか?
まだまだ書きたいことはあったのですが、かなり長くなってしまいそうだったので、
一旦ここらで筆をおきたいと思います。
ご覧いただきありがとうございました!
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